21世紀も愈々本格的な域に入って来た感じですが、昨年は美術界も完全に国立美術館問題に振り廻されました。それもどうやら落ち着く所へ落ち着いた様にはなりましたが、それにしても今日此の頃の世相の険しさは、何とも言い様のない不吉なものを感じさせるのですが、果たして此の2006年と云う年はどの様な年になって呉れるのか、地球の平和を強く祈ります。
思想の違い、人種間の不和、国と国との争い、貧富から生じる悲しみ、犯罪の蔓延、宗教間の偏見、病の苦しみ、人類に課せられた業と言う事だろうかと思いますが、良く考えると其の人類が己自身の思い上がりと云うか、己の智恵により己自身を破局に導いて居る事にも気が付いて居ないのでは無いかと思います。
遅くても今世紀の内に以上の様な重大な且つ危険な現象から人類を目覚めさせて呉れる様な若く健康な力と優しさを持つ人類の出現を切に切に祈願します。
代表 大西弘之 (2006年 1月19日)