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会員:浅野 輝一 _ ASANO Terukazu

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コメント/プロフィール

「現代の風景から…」

人間愛をテーマに描き始め40余年になる。この間、作家の眼で見た現代社会の情景をユーモアとペーソスの思いを基に見つめ直し、制作を続けている。

最近では、主に茫洋とした空間に人間像を配し、自身の心象を表現している。


「風のそよぎの外側で」−浅野輝一の軌跡−から

'90年代半ばに発表された『人間模様 I . II』は、この時代を代表するすぐれた作品である。駅の自動改札口に押し寄せる群衆。満員電車に揺られる車内。あわただしくそれぞれの抱える制約を内にはらみながら一心不乱に目的を達成しようとするサラリーマンの見なれた都会の光景。この連作の中でも人々はさまざまな豊かなあらゆる表情、しぐさでフィクションとしての空間をとらえる。ただし作家の眼は個々の事情を外側からではなく、表情の拠って立つ内面から筆を起こす。その結果、自由で闊達な人間像として描き分けられている。状況設定はきちんと押さえ、それは舞台設定と同じくほとんど演劇空間になる。−抜粋−

毛利 輝太郎(文筆家)


「私をとりまく情景」にみる時代精神と物語性

浅野輝一が一貫して描く「私をとりまく情景」は、画家の凝縮した精神の内景である。画家は、まず深く見ること、そして対象を愛すること、さらに絶対の美を確信することを信条としているようだ。最近作ではそれらを感じ入るが、そればかりではない。「芸術はその時代の子であり、われわれの感情の母である」(カンディンスキー)のごとく"時代の子"の持つ現代の眼で、いまの時代の雰囲気や気配を独特に形象化する。「私をとりまく人物」を通して、現代の時代精神を描く。それは確実に進展し、深化しているが、絆や希望を求める親密な人間関係や人間存在の本質を照らし出す。−抜粋−

赤津 侃(美術評論家)


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