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会員:石原 収二 _ ISHIHARA Shuji

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コメント/プロフィール

この所のテーマは「命の発生の神秘」。原始大気シリーズを追求している。自分の存在理由を突き詰めていったらここに至った訳で、膨大な生と死の積み重ねの果てに今の私があるとの想いからである。

その私の生も、無の世界から何かを超えて始まり、死によっていずれ無の世界に戻る。のである。生きると言う事はきっと大切な何かを担っている事なのだろう。その始まりに思いをはせる。生命存在以前に果たして何があって命が始まったのであろうか。人類がそしてそれ以前の生命が出現する以前も神は存在しそれに関与したのであろうか?果たしてビッグバンも神の意思なのか?

宇宙に浮かぶ奇跡の星、神秘の地球にまだ酸素もなくたんぱく質やアミノ酸だけがある無の世界。無限に続く、永遠と思える時間…やがて来る奇跡は約束された物なのか?

誰もがこの情景を静かで異質な世界と感じるだろうが、これは確かに存在したであろう、遥か昔の地球である。音はしても、聞く者が居ない世界がそこにある。その永遠とも思われた時間を経て、生命はどんなきっかけから始まったのだろうか。始まりは終わり、終わりは又始まりの前兆である。この作品ではすでにある陸と海は攻めぎあい、生命の誕生の瞬間が迫っている。この後、生命は生存を掛けて弱肉強食の進化を遂げ、殺戮を繰り返す事になり、大勢の滅びの道を行くものを乗り越え生き残る。所詮DNAからの命令からは逃れられないと言う事なのか。そして、この風景は果たして私達の過去なのか、未来なのか。又、これは地球なのであろうか。


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