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会員:見崎 泰中 _ MISAKI Hironaka

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コメント/プロフィール

< 美術文化展への出品作について >

題名:一葉あるいは補陀落の舟 等

材質:木材・アガチス

木彫であるが木をムダにしないよう、必要なところだけ板材を接着し彫刻している。そのことのためか、木の心、木の様子を聞きながら丸太に向かい合っている時と板材を接着している今の制作はその制作態度が全く違うものになっている。


< 最近作のテーマ等 >

この所、ごく親しい友人の死から始まって身近な人、大事な人達が次々とあの世に逝ってしまった。私も不整脈がひどくなって以来色々な欠陥がズルズルと見つかって自分がだんだん壊れてゆくな、と実感している。なすすべも無くあの世に送る友に一枚の葉を捧げたが、一枚の葉は次の一葉になり、大きくなって2mを越すようになってしまった。木を削り磨くうちに突然”補陀落・補陀落”と呟いてしまった。補陀落山は観音様の浄土である。井上靖が短編小説に「補陀落渡海記」というのを書いている。紀伊半島の南端にある補陀落山寺の住職が観音様の許に行きたいという願望を叶えるために村人に拝まれながら南の海に舟を出すという話であるが、次の住職からは南の海には行きたくないのに皆におされて舟を出されてしまう。何となく海の姥捨て山のようでもある。

私はと言えば死後何処に行ってよいやらどうにも判らずに困っている。昔のように送られるのか、ただ告別するのか、それとも捨てられるのか。


< その他の制作 >

モニュメント(御影石・コンクリート) 浜松(都田テクノポリス)等

レリーフ(スチロールを使い巨大コンクリートレリーフ) 浜松北高玄関ホール、浜松医療センター、聖隷浜松病院、浜松学院大、九州善隣教本部棟 等多数


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