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現在の私の作品の主題は、世の中に関わっている私の心の有り様を、具象の姿を借りて表現しているのだと思います。だから、ある出来事を切っ掛けにして私の思考が遠い過去に飛んだり未来に行ったり、そして又現代に戻ったりしている。その事が私の作品の中で色々な形に変化して出現してきます。それは、私の現実の心の内のものなので何等矛盾しているものではありません。ひとつ、ひとつの形に脈絡が無い様な物も私の心の内では、大きな関連を持っているのです。
しかしながら、時々自分自身でも理解に苦しむ形態が勝手に出てくる事があります。それが、本当に私の心情なのか、それとも唯の形だけの物かわかりません。でも、それらは間違いなく私の脳から発し神経を伝達し、今この文章を書いている手、指を動かし、ある像を描いた結果なのです。
世の中には、まだまだ常識や科学でも解明できない未知の領域があり、その理解できない未知なる物が私の手を借りて描かせているのかも知れません。そんな時は、あまり自我を持たず自分自身の意識を変えず、そのまま素直にその形体をキャンバスに再現していく様にしています。私の心情の姿と、未知なる形体を組み合わせたものが現在の処、私の作品の実体ではないかと考えています。
○ 第82回画集作品
○ 第81回画集作品
○ 第80回画集作品
○ 第79回出品作品
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