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わたくしの制作に対する、姿勢や考え等はいつも変化しています。日本に於いても時代により、描かずにはいられない、描くことが生きることであったというような、すさまじいまでの人間の業のようなものさえ、感じることができた。それは数多くの画家や芸術家の作品や生涯が証明している。
思いつくまでに、身近かな日本人の名前を挙げたい。
岸田劉生、佐伯祐三、松本竣介、香月泰男、麻生三郎、脇田和、駒井哲郎等々の人々である。(これはわたくしの好きな画家であり、独断である)
日本洋画の近代的な動きやものを見る目、考え方、自己との戦いの経過を見ることができる作品を生み出した人たちであった。
わたくしにはそのように思えてならないし、何よりも作品が強く語りかけてくる。
時代は変わり、今日に生きる私たちも、絵を描いている。いや、楽しんで描いているかもしれない。
今日のように、いろいろな情報が洪水のように押し寄せてくるのに、絵でもって知らせたり、考えを伝達することができるだろうか。
これは以前から考えていることであるが、仲々、その解決に至っていない。
そこでわたくしが制作について、大切にしていることを述べたい。
(1)想像力を作画の柱としたい。
(2)白と黒の造形の美しさ、実像と虚像のような相反するものを絡み合わせた世界を表現したい。
(3)作品の前を通り過ぎてしまうものではなく、じっくり見てもらえるようなものでありたい。
(4)人はよりよく生きようとする生命力を誰もがもっている、とわたくしは思う。そんな生命力を感じる作品をつくりたい。
○ 第82回画集作品
○ 第81回画集作品
○ 第80回画集作品
○ 第79回出品作品
○ 第78回出品作品
○ 第77回出品作品
○ 第76回出品作品
○ 第75回出品作品
○ 第74回出品作品
○ 第73回出品作品
○ 第72回出品作品
○ 第71回出品作品
○ 第70回出品作品
○ 第69回出品作品
○ 第67回出品作品
○ 第66回出品作品