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私が生まれた年に美術文化協会が創立されました。
美術文化協会の歴史や、その時々の作品群を見ていくと、それぞれの時代が反映され、それに対する作家の視点が見えてきます。
私もその時代に生きる人間として、その時代を自分なりに反映する作品を創作してきました。若い頃は抽象作品が主流でしたが、40代頃からは労働組合活動や政治活動に関わるようになり、次第に具象化された画面になりました。そしてシュールとは何かと考えるようにもなりました。しかし今だ答は出ていません。
自分の流れをふりかえれば、環境問題をテーマとした「仮面シリーズ」「アフリカシリーズ」、人生問題をテーマとした「流木シリーズ」と続きました。ここ5年間の作品で言えば、イラク戦争に思いを馳せたり、混迷する日本の動向を気にしたりといったところです。
その流れの中で、形を造ろう、説明をしようという動きが強まり、結果作品が矮小化していくことが気になりました。そこで近年は物を描く作業を減らしています。現在の描くことを減らした技法が、混迷する世の中と重なるのではないかと制作を進めています。
私の経歴
1939年生まれ
1958年 日本水彩画会展出品
1959年 美術文化協会展出品
1960年 会友推挙
1961年 クサカベ賞受賞
1962年 文房堂賞受賞、準会員推挙
1963年 会員推挙、以下現在に至る
○ 第82回画集作品
○ 第81回画集作品
○ 第80回画集作品
○ 第79回出品作品
○ 第78回出品作品
○ 第77回出品作品
○ 第76回出品作品
○ 第75回出品作品
○ 第74回出品作品
○ 第73回出品作品
○ 第72回出品作品
○ 第71回出品作品
○ 第70回出品作品
○ 第69回出品作品
○ 第68回出品作品
○ 第67回出品作品
○ 第66回出品作品